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在インドネシア日本国大使3月のハイライト(3年振りの大使会議で日本に一時帰国しました!)令和5年3月31日
![]() 私自身は、3年振りに開催されたアジア・大洋州大使会議のために日本に一時帰国して、同僚の大使と問題意識や課題解決に向けての取組について共有しました。また、現在は正に新首都の予定地であるヌサンタラを訪問しているところです。今後も両国の間で様々な往来が活発化していくことが期待されます。 1.今月の一枚
2.アジア大洋州地域大使会議 23~24日に東京で行われたアジア・大洋州大使会議に参加してきました。コロナ禍のために3年振りの開催となりましたが、域内、特にASEAN諸国の大使は同様の問題意識を共有しており、充実したやり取りを行うことが出来ました。また、岸田総理や林外務大臣、与党の外交関係者の方ともお目にかかる機会がありました。やはり日本として官民をあげて、より能動的な外交を展開していく必要性が痛感されました。なお、たまたま東京の桜も満開のタイミングでしたので、改めて日本の良さを感じることが出来て、嬉しかったです。
3.日系企業との係わり 6日、チカランで行われた、酒井重工業による道路工事の新機種発表の式典にてご挨拶しました。質の高いインフラの整備には欠かせない建設機械を日系企業が製造しているのは、大変心強いです。 27から28日にかけて、北スマトラ州にあるサルーラ地熱発電所を訪問しました。世界最大級の330MWの地熱発電所で、地質学やプラント技術等の知恵を結集し、様々な課題に取り組まれていることを実感しました。インドネシアの再エネ導入促進に向けて、今後も、地熱分野の協力をサポートしていきたいと思います。 4.対外発信 15日、インドネシア大学日本研究センターと共催で行った「日本講座」で「ポスト・コロナ時代の日本とインドネシアとの協力」と題する講演をオンラインで行いました。事後の質疑応答も含めて、私の考えをお話しする機会をいただいて、大変良かったです。 15日、CNNインドネシアのデシ・シニアアンカー他を公邸にお迎えして、JJCの木村理事長も交えて懇談しました。日本とインドネシアがその違いを乗り越えて、どのように協力関係を深めていくか、色々と参考になるお話を伺いました。 20日、コンパス紙に、日本とインドネシアとのエネルギー協力と投資機会の増大に関する寄稿を行いました。これは3月4日に東京で開催されたアジア・ゼロエミッション共同体(AZEC)閣僚会議を踏まえて、その成果をインドネシア国内でも知ってもらうべく投稿したものです。円滑かつ現実的なエネルギー移行は、今後の両国協力の大きなテーマであり続けます。 5.その他の活動 9日にチカラン日本人学校、そして11日にジャカルタ日本人学校での卒業式に参加して、ご挨拶しました。コロナ禍もあって、赴任以来、卒業式に対面式で参加するのは初めてでしたが、卒業生の皆さんの将来を見据えた、力強い発言に感動しました。 9日、インドネシア文化遺産財団が共催する文化イベントに参加しました。なかなか華やかなイベントで、インドネシアの歌や踊りに加えて、日本の和太鼓のパフォーマンスも行われました。
10日、国家テロ対策庁が主催した、テロや暴力的過激主義の予防・対策に功労があった方々への表彰式典に参加しました。日本はインドネシアにおけるテロ対策に関する取組を支援して きており、今後ともインドネシア政府と連携していきたいと思います。 18日、シン・ドラマプロジェクトによる日本語ミュージカル「テラの方舟」を妻とともに鑑賞しました。やはり生で見る台詞と歌声は素晴らしいものです。 29日、ガトット・エディ・プラモノ国家警察副長官を表敬訪問し、同副長官から、先日両国の警察トップが署名した協力覚書を受け取りました。ガトット副長官には、在留邦人や日系企業の方が安全に暮らし、そして企業活動を実施できるよう、引き続きの御支援もお願いしました。 (了)
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