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在インドネシア日本国大使7月のハイライト(恒例のASEAN関連外相会議)令和5年7月31日
![]() そうした日程も一段落したので、現在、日本に一時帰国しています。日本でリフレッシュし、8月中旬にジャカルタに帰任した上で、また活発に活動したいと思います。 1.今月の一枚
2.第27回ASCOJA総会 ASCOJAは「アセアン元日本留学生評議会」という名が示すとおり、アセアン諸国から日本への留学経験があるOB・OGの集まりで、各国の持ち回りで総会が開催されてきています。今回の第27回総会は、コロナ後初めて対面式で開催されましたが、大変な熱気の中で成功裏に終了しました。日本からは、ASCOJA議員連盟を代表して武井外務副大臣が参加し、また、最終日には福田達夫衆議院議員にも日本から駆け付けていただきました。私も総会の開会式でご挨拶したり、議長交代の夕食会に参加したりしましたが、こうした頼もしいOB・OGが存在することは日本にとって大変心強いことで、これからもこの繋がりを大切にしなければ、と強く感じた次第です。
(総会の開会式で各国からの参加者代表と撮った集合写真。) 3.「福祉友の会」歴史ギャラリーのオープニング 10日、「福祉友の会」歴史ギャラリーのグランドオープニングに出席しました。日本からは福田達夫衆議院議員が参加されました。このギャラリーはインドネシアの独立戦争に参加した残留日本兵の功績を記録し、後生の世代のために展示・紹介するために開設されたものです。両国関係の礎となられた先人の苦労に思いを馳せ、両国の堅い絆をこれからも守っていく大切さを感じました。
(「心と心」の色紙は福田康夫元総理によるもの。この日にお披露目されました。) 4.対外発信活動 3日、ラクヤット・ムルデカ紙に、今年2月末から3月初めに南スラウェシと北スラウェシを公式訪問した際に現地で再発見した日本との深い関係についての投稿を行いました。私の地方への公式訪問については、「インドネシアの地方の魅力シリーズ」として、これからも投稿していきたいと思います。 (https://www.id.emb-japan.go.jp/about_jp_amb_rakyatmerdeka2023_2.html) 6日、ビスニス・インドネシア紙に「心と心の友になる」との見出しでインタビュー記事が掲載されました。インタビューの中では、日本とインドネシアは1958年の外交関係樹立以来、経済、政治、防衛、文化など幅広い協力を行ってきたこと、そして、今やグローバルな課題に共に取り組んでいること等について説明しました。 (https://www.id.emb-japan.go.jp/about_jp_amb_bisnisindonesia2023_1.html (英語版)) 5.表彰式 今月は以下の2件の表彰式を公邸で執り行いました。 11日、阿部栄一セイコーエプソン執行役員への在外公館長表彰:チカラン日本人学校設立への尽力と、「福祉友の会」の活動への多大なる支援。
(阿部さん、誠にありがとうございました。) 18日、海外実習事業主催競技会(AP2LN)への在外公館長表彰:技能実習生が送出機関に支払う費用の適正化を推進するなど、技能自習制度の更なる活用に向けた取組を通じ、良好な両国関係の発展に寄与。
6.文化事業の活動 1日、タマン・ミニで行われた日本人ガムラングループ「スルヨララス・ジュパン」とジョグジャカルタ特別州政府ジャカルタ事務所によるガムランのワークショップに出席してご挨拶しました。 4日、インドネシアの女子サッカーのザーラ・ムズダリファ選手と日本のセレッソ大阪ヤンマーレディースとのプロ契約の締結式に出席しました。併せて、インドネシアのアシアナ・サッカースクールとセレッソ大阪とのパートナーシップ契約も締結されました。ザーラ選手は日本のプロリーグでプレーする初のインドネシア出身の女性選手ですが、これを機に両国のサッカー交流が更に発展していくことを期待したいです。
(締結式には、インドネシア・サッカー協会会長としてのエリック・トヒル国営企業大臣及びディト青年スポーツ大臣も参加しました。) 5日、国際交流基金による海外巡回展「日本人形展」のオープニングに参加しました。こうした日本人形は、日本でもなかなか見る機会がなかったので、新しい経験が出来ました。 (了)
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