ジャカルタにある日系企業社員寮で詐欺事件が発生したほか、在留邦人宅において盗難事件が発生しましたので、事件概要及び留意点について以下のとおりお知らせします。 |
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(詐欺事件) |
6月下旬、駐在員の知人を名乗る者(犯人)が日系企業社員寮に電話をかけ、応対したメイドに対し「寮居住者より現金の支払いを受けることになっている。現金を探して持参してもらいたい。」と申し出た。これを信用したメイドが駐在員の部屋に入り、中にあった現金を持ち出し、その後犯人の指示場所に赴き、犯人に現金を手渡した。 |
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(盗難事件) |
7月中旬、在留邦人が出張中にアパートのマネジメントに「自分の兄弟がアパートに行くので部屋に通してもらいたい。」と電話があった。その後、アパートに犯人が訪れ、マネジメント・スタッフに対し、部屋に入らせて欲しいと申し出た。同スタッフはこの要求に従い、セキュリティ・スタッフに部屋の鍵を渡し、犯人を在留邦人の部屋に入れた。 |
在留邦人が出張先から帰宅したところ、ノート・パソコン、ビデオカメラ等がなくなっていた。 |
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〈留意点〉 |
昨年、同様の事件が発生した際にもお知らせしましたが、今回の事案を踏まえ、再度、以下の点に留意して下さい。 |
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ルームキーをフロント等に預ける場合は、第三者(使用人を含む)への鍵の受け渡しについて、マネジメント側とよく話し合う。 |
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高額な現金、貴重品等を置かない。 |
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不審者に付け狙われていないか、警戒を怠らない。 |
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メイドに対して、普段よりドア・ロック、ドア・チェーン、のぞき穴、インターホン等を活用させるほか、・留守時に来訪者があった場合には、ドアを開けずに客の来訪を電話で家人に連絡して、指示を受ける。 |
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(今回追加分) メイドに対し、第三者から電話がかかってきた場合には、その者の指示に従わないよう指導する。また、マネジメントに対しては、第三者が訪問した場合、いかなる申し出があっても、その者を部屋に通さないよう理解を求める。
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