在ジャカルタ 日本国総領事館
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平成22年11月 5日(総10第31号)
≪ムラピ山(続報)≫
在ジャカルタ日本国総領事館
ムラピ山(中部ジャワ)の火山活動の活発化に伴う注意喚起(その3)
1. |
10月26日に噴火が確認されたインドネシア中部ジャワに位置するムラピ山は、同日以降、断続的に高温の火山灰を噴出しており、山頂付近では火砕流も発生するなど未だ活発な噴火を続けています。降灰は、ムラピ山南西部のマグラン県をはじめ、山頂から約30kmの距離にある世界遺産のボロブドゥール寺院遺跡、プランバナン寺院遺跡、またジョグジャカルタ市内(ジョグジャカルタ空港)など広範囲に及んでいる模様です。現在、ジャワ島は雨季に入っており、連日の雨で土石流発生の地域も拡大していることなどから、11月5日、インドネシア火山地質災害対策局は、同火山の警戒レベルを最高の「レベル4」(厳重警戒)に維持する旨発表するとともに、避難勧告地域を山頂から半径20km圏内に拡大しました。今後も噴火状況によっては,避難勧告地域がさらに拡大する可能性も懸念されます。 |
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2. |
つきましては、インドネシアの中部ジャワ地域への渡航・滞在を計画されている方は、ムラピ山の火山活動が沈静化するまでの間、同山周辺への渡航を避けるようにしてください。なお、ジョグジャカルタ空港や前述の寺院遺跡等は、今後、ムラピ山の噴火の規模や天候等に配慮して一時的な閉鎖が繰り返される可能性がありますので、やむを得ず渡航する場合は必ず最新の情報を入手するようにしてください。 |
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3. |
また、現在ムラピ山の周辺地域に滞在されている方は、インドネシア当局が発出する火山活動の警戒レベルや最新情報の入手に努め、災害や事故に巻き込まれないよう行動予定を慎重に検討するとともに、連絡手段を確保しつつ、状況に応じ、安全な地域への移動を検討されることをお勧めします。次の諸点にも留意して十分な安全対策を講じてください。なお、万一、何らかの災害に巻き込まれるような状況に遭遇した場合は、速やかに在インドネシア日本国大使館まで連絡してください。
(1)土石流発生の危険性を認識し、河川には近づかない。
(2)降灰地域では外出を控え、やむを得ない外出の際にはマスクを着用する。
(3)避難地域周辺では交通集中による渋滞が発生するため、交通事故に遭わないよう十分注意する。 |
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4. |
ムラピ火山の活動に関する情報は、インドネシア国家防災庁(BNPB)のホームページ(http://bnpb.go.id/website/)やインドネシア・エネルギー鉱物資源省(ESDM)のホームページ(http://www.esdm.go.id/)でも入手できますので、併せてご参照ください。 |
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在ジャカルタ日本国総領事館
TEL 021−3192−4308
FAX 021−315−7156
大使館ホームページ http://www.id.emb-japan.go.jp/index_jp.html
以上
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