大使館案内在インドネシア日本国大使● 大使の寄稿文・活動・月間雑記 ● 金杉大使略歴 連絡先地図開館時間と休館日国内総領事館管轄地域 |
在インドネシア日本国大使10月のハイライト(JJM:ジャカルタ・ジャパン祭り)令和4年10月31日
![]() 今月中旬には日本の水際措置が緩和され、その前後からインドネシアから日本に旅行に行かれる方が急速に拡大して、大使館の領事部も大忙しです。日本からの来訪者もますます増えており、これが二国間関係の進展につながることを期待しています。 1.今月の一枚
(10日に参加したアニス知事のお別れ会で、オランダ大使と一緒に。) 2.JJM 冒頭でも触れましたが、3年振りとなるJJMは大変な熱気を感じる行事になりました。 また、当初は全く予定していなかったのですが、ユスロン元駐日大使と共に御神輿を担ぐことが出来たことも良かったです。担ぎ慣れていないため、右肩に痣が出来てしまい、数日間痛かったですが。 準備段階から、コロナとの両立や財政的な裏付け等々、課題山積でしたが、小林一則実行委員会委員長を始めとする関係者の皆さんのご協力を得て、無事に開催することが出来ました。日アセアン50周年、そして日インドネシア外交関係65周年となる明2023年は、より多くの人々が集えるような場になることを期待しています。皆さん、引き続き宜しくお願い致します。 なお、22日には、2週連続で日本紹介のイベント「YABAI! MATSURI」に参加して、一生に一回という気持ちでコスプレにもチャレンジしてみました。 3.日系企業との係わり 2日、ジャカルタ首都特別州とイオン環境財団が共催するマングローブの植樹式に妻と一緒に参加し、植樹しました。日本はバリのマングローブ情報センターの建設を含め、過去20年以上にわたってインドネシアのマングローブの再生を支援してきています。気候変動対策としても重要性を増している中で、今後ともマングローブの再生を支援していきます。 6日、北カリマンタン州のカヤン水力発電所開発に関する住友商事とカヤン・ハイドロ・エナジーの協力開始式に参加しました。アイルランガ経済担当調整大臣やムルドコ大統領首席補佐官の支持を得ているのは心強いことです。インドネシアが脱炭素の達成を目指す中で、今後とも日系企業による再エネへの投資は増えていくことが期待されます。 19日、トヨタがバリでのG20に向けてインドネシア政府に提供する電気自動車(BEV)の引渡し式に出席しました。公邸での夕食会にもお招きしたことのあるプラティクノ国家官房長官が試運転する車両の助手席に座りました。運転はなかなか上手で、今でも時々自ら運転しているとのことでした。 31日、ブディ運輸大臣、スリ・ムルヤニ財務大臣、ゴーベル国会副議長等と共に、日本企業が参加するコンソーシアムと運輸省とのブカシ自動車認証試験場事業に関するPPP契約署名式典に参加しました。国連基準に適合した自動車認証試験場が整備されることで、インドネシアで生産された自動車のASEAN域内への輸出が促進され、インドネシアの自動車産業の活性化や国際競争力の強化が期待されます。 4.対外発信 今月は、14日、ラクヤット・ムルデカ紙にJJMに因んで「祭り」に関して、また、20日、コンパス紙に日本とインドネシアとの防衛協力に関して投稿しました。後者は8月のハイライトでご紹介した協力の状況を簡潔に投稿したものです。詳しくは以下のサイトをご覧下さい。 ラクヤット・ムルデカ紙:https://www.id.emb-japan.go.jp/about_jp_amb_rakyatmerdekad2022_1.html コンパス紙:https://www.id.emb-japan.go.jp/about_jp_amb_kompas2022_1.html 20日、新興のネットニュース・チャネルであるSUARA.comのインタビューを受けて、国際情勢や日本とインドネシアとの二国間関係などについてお話ししました。 20日、NHKの番組・サラメシに出演しました。元々は、コロナで交流が途絶していた春先に、日本の方に現在のインドネシアを知って貰うために何が出来るか考えていたところでお話をいただきました。その上で、6月に大使館の同僚職員が撮影してくれたものをNHKに送って編集して貰いました。日本からインドネシアに来られると、皆さん、その勢いと発展ぶりにきっと驚かれると思います。 25日、メトロTVの関係者と大使館で懇談し、また、27日、メディア・インドネシア紙のアデ編集長を公邸での夕食会にお迎えし、JJCの木村時理事長も交えて意見交換しました。 5.その他の活動 2日及び10日、ジャカルタ首都特別州政府などが主催したアニス知事のお別れ会に出席しました。特に、10日は在インドネシアの各国大使と国際機関の長を招待したイベントでしたが、現場で急に挨拶を求められたので、東京都とジャカルタとの姉妹都市交流やJJM、そしてMRTによるジャカルタの変革などについて触れつつ、アニス知事の協力に謝意を表しました。 10日、国家開発企画庁他が主催するエネルギー・ウィークのパネルディスカッションに参加して、インドネシアの脱炭素に関する日本の貢献などについてお話ししました。こうしたエネルギー関係の行事にはこれからも出来るだけ顔を出していきたいと思います。 22日、この度改修を終えて近々一般公開になる予定のタマンミニの視察に他の外交団と一緒に参加してきました。開放的かつ広大な施設で週末にご家族連れで訪れると楽しめると思います。なお、タマンミニでは、9日にガムランや伝統舞踏、そして影絵芝居ワヤンが日本語解説付きで一度に楽しめるワークショップが開催されたので、これも観に行ってきました。 (了)
>>>その他の寄稿文・挨拶 |