在ジャカルタ 日本国総領事館
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お知らせ総08第09号(平成20年6月9日)
感染症広域情報の発出(鳥インフルエンザの流行状況)
〜感染地域に渡航・滞在を予定されている方は、家禽類や野鳥類への接触は避けてください。〜
在ジャカルタ日本国総領事館
6月4日付、外務省より感染症広域情報の発出(鳥インフルエンザの流行状況について(2008年6月))が以下の通り発出されましたので、お知らせ致します。
  | ※ | 本情報は、海外に渡航・滞在される方が自分自身の判断で安全を確保するための参考情報です。本情報が発出されていないからといって、安全が保証されるというものではありません。 |
  | ※ | 本情報は、法令上の強制力をもって、個人の渡航や旅行会社による主催旅行を禁止したり、退避を命令するものでもありません。 |
  | ※ | 海外では「自分の身は自分で守る」との心構えをもって、渡航・滞在の目的に合わせた情報収集や安全対策に努めてください。 |
1. | 最近の流行状況
    2003年11月以来、東南アジア、中央アジア、欧州などの広い地域において高病原性鳥インフルエンザ(H5N1)が発生しています。現在も引き続き、世界各地でトリへの感染やトリからヒトへの感染が確認されていますので、御注意ください。最近の感染状況は以下のとおりです。
(1) | ヒトへのH5N1型鳥インフルエンザ感染状況
世界保健機関(WHO)によると、2008年4月17日以降、インドネシア(中央ジャワ州)において1人が感染(1人死亡)したことが確認されました。また、同じくWHOによれば、バングラデシュ(ダッカ)において、2008年1月27日に発症し、その後回復した当時16か月の男児がH5N1型鳥インフルエンザに感染していたことが確認されました。この結果、ヒトヘの感染がこれまでに確認された国はバングラデシュを加え、計15か国となりました。なお、4月24日付けでお知らせしました韓国におけるトリからヒトへの感染疑い例については、5月8日、韓国保健衛生当局より、検査の結果、疑い患者はH5N1型鳥インフルエンザには感染しておらず、細菌性肺炎であったことが判明した旨発表されています。
2003年以降でヒトへの感染が確認されている国は、以下のとおりです。
(2008年5月28日現在、出典:WHO)
インドネシア | 感染者数 | 133人(うち、108人死亡) |
ベトナム | 感染者数 | 106人(うち、52人死亡) |
エジプト | 感染者数 | 50人(うち、22人死亡) |
中国 | 感染者数 | 30人(うち、20人死亡) |
タイ | 感染者数 | 25人(うち、17人死亡) |
トルコ | 感染者数 | 12人(うち、 4人死亡) |
アゼルバイジャン | 感染者数 | 8人(うち、 5人死亡) |
カンボジア | 感染者数 | 7人(うち、 7人死亡) |
イラク | 感染者数 | 3人(うち、 2人死亡) |
ラオス | 感染者数 | 2人(うち、 2人死亡) |
パキスタン | 感染者数 | 3人(うち、 1人死亡) |
ナイジェリア | 感染者数 | 1人(うち、 1人死亡) |
バングラデシュ | 感染者数 | 1人(うち、 0人死亡) |
ミャンマー | 感染者数 | 1人(うち、 0人死亡) |
ジブチ | 感染者数 | 1人(うち、 0人死亡) |
計15か国 | 感染者数 | 383人(うち、241人死亡) |
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(2) | トリへのH5N1型鳥インフルエンザ感染状況
国際獣疫事務局(OIE)によると、2008年4月23日以降、日本(秋田県及び北海道)、韓国及びバングラデシュにおいてトリへのH5N1型鳥インフルエンザの感染が確認されています。
現在までに、H5N1型鳥インフルエンザの発生が確認されている国・地域(61か国・地域)は以下のとおりです。
  | アジア(15):
インド、インドネシア、カンボジア、タイ、韓国、中国、香港、日本、パキスタン、バングラデシュ、ベトナム、マレーシア、ミャンマー、モンゴル、ラオス |
欧州(26):
アゼルバイジャン、アルバニア、イタリア、ウクライナ、英国、オーストリア、カザフスタン、ギリシャ、グルジア、クロアチア、スイス、スウェーデン、スペイン、スロベニア、スロバキア、セルビア、チェコ、デンマーク、ドイツ、ハンガリー、フランス、ブルガリア、ポーランド、ボスニア・ヘルツェゴビナ、ルーマニア、ロシア |
中東(9):
アフガニスタン、イスラエル、パレスチナ、イラク、イラン、クウェート、サウジアラビア、トルコ、ヨルダン |
アフリカ(11):
エジプト、ガーナ、カメルーン、コートジボワール、ジブチ、スーダン、トーゴ、ナイジェリア、ニジェール、ブルキナ・ファソ、ベナン |
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2. | 感染地域でトリに接触した日本人が、発熱や咳症状を発症して帰国した事例(結果的にはH5N1型ウイルスに感染していなかった。)も確認されていますので、鳥インフルエンザの発生国・地域では不用意にトリに近寄ったり触れたりせず、衛生管理にも十分注意してください。また、帰国時に高熱、咳症状がみられる場合には、検疫所の健康相談室にお申し出ください。帰宅後に同様の症状が現れた場合には、最寄りの保健所に相談し、感染地域に渡航していた旨をお知らせください。
    その他、感染地域滞在の注意事項については、「海外渡航者のための鳥及び新型インフルエンザに関するQ&A」を御参照ください。
(http://www.anzen.mofa.go.jp/kaian_search/sars_qa.html)   |
3. | 各国・地域におけるヒトへの感染状況等の詳細については、以下を始めとする各在外公館のホームページを御参照ください。
    在インドネシア日本国大使館:
      http://www.id.emb-japan.go.jp/osh_bflu_idjky.html
    在ベトナム日本国大使館:
      http://www.vn.emb-japan.go.jp/html/jmedical_tori_influ.html
    在エジプト日本国大使館:
      http://www.eg.emb-japan.go.jp/j/consulate/birdflu/index.htm
    在中国日本国大使館:
      http://www.cn.emb-japan.go.jp/consular_j/birdflu_top_j.htm
    在パキスタン日本国大使館:
      http://www.pk.emb-japan.go.jp/
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(問い合わせ先)
以上
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