在留邦人の皆様へ:領事手続き




T. 平常時における安全対策
  1. 安全対策の基本的な心構え


  2. 一般犯罪被害に遭わないための対策


  3. 暴動、テロ事件に巻き込まれないための対策

  4. 誘拐被害に遭わないための対策

  5. 交通事故対策

  6. 災害に対する備え

  7. 旅行者に対する注意事項

U. 緊急事態への備えと対処要領

  1. 外務省の「渡航情報」について


  2. 平素の心構え


  3. 緊急事態が発生し、または発生するおそれがある場合の対応


  4. 退避、または出国等

V. 参考

  1. 緊急連絡網


  2. 「インドネシアの治安情報」の入手方法


  3. 緊急連絡先一覧表


  4. 警察・消防・高速道路関係


  5. 「情報提供デスク」としてのJJC

T.平常時における安全対策

  インドネシアでは、1998年5月のジャカルタ暴動以降、殊にその前年に発したアジアの通貨危機の影響をも受け、物価高や不況等による失業者が増え、旅行者を狙った空港、レストラン、ホテル等における置引き等の窃盗事件が頻発しており、最近ではその犯罪手口も大胆かつ凶悪化しています。特に、ジャカルタでは、タクシー強盗やパンク強盗の他、引ったくり、押込み強盗等の犯罪も発生し、邦人もこれらの被害に遭っています。また、依然過渡期にある近年の政治、経済及び社会情勢等を背景とする、爆弾テロ事件や大規模デモ、更に発砲事件等が市内でも発生しています。

  常に自分の身の回りに注意を払うことは海外生活の基本と言えますが、インドネシアでは特に次のような点を心に留め置くことが必要です。

1.安全対策の基本的な心構え

  1. 自分と家族の安全は、自らが守るとの心構えを持つこと
  2.   インドネシア国内外の政治・経済・治安状況及び対日感情等について様々な媒体から常に情報を得るように努力する。

  3. 常に危機意識、緊張感を持って行動すること
  4.   日本人は経済的に裕福であると見られがちであり、窃盗や強盗等の一般犯罪の他、テロ、誘拐等の標的にされる可能性があることを十分に認識する。

  5. 自分が外国人であることを自覚すること
  6.   価値観の違いを認識し、インドネシア固有の文化、伝統や風俗、また宗教等を十分に尊重する。また、平素より、隣人、会社の従業員、使用人等インドネシア人との間に良好な関係を保つよう努力する。