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2004年3月12日 日本政府によるインドネシア家族計画協会(PKBI)を通した感染症対策支援 1.日本政府は、今般、インドネシアにおける家族計画推進を国連人口基金(UNFPA)などと協力して着実に実績を上げてきた地元NGOであるインドネシア家族計画協会(PKBI)に対し、彼らのAIDSを含む性感染症対策活動2件、総額133,757米ドル(約10億ルピア相当)を支援することとし、12日、保健省においてスユディ保健大臣の立会いの下で、飯村大使とPKBI代表者が書簡に署名を行った。なお、日本政府は、引き続きこの分野での支援実施のパートナーとしてPKBIとの緊密な協力関係を維持していく方針。 2.「若者に対する性感染症予防プログラム支援計画」は、8州(アチェ州、ベンクル州、東カリマンタン州、南カリマンタン州、中部カリマンタン州、南スラウェシ州、ジャカルタ特別州、ジョグジャカルタ特別州)において、同団体が所有する青少年センターを拠点に、特に青少年に対する性感染症予防教育を行う予定である。これにより、8都市合計で青少年を中心に約460万人が裨益することとなる。 3.「パレンバンにおける性感染症総合対策プログラム支援計画」で、南スマトラ州都であるパレンバン市において、青少年及びセックスワーカー等に対し、性感染症の包括的プログラムを実施する。これにより、幅広い年齢層に対する性感染症対策が行うことができ、約40万人が裨益することとなる。 (参考) 1. インドネシアにおいて、2003年末までに1371名のAIDS患者と、2720名のHIV感染者が保健省に報告されている。その中で生産年齢(15歳-49歳)でのAIDS患者率が9割にのぼり、社会的・経済的に与える影響は大きく、特に、今後の国の発展を担う若者に対する感染予防が重要である。報告されている主な感染経路は、性感染と薬物使用者による針の使い回しである。州別のAIDS患者の多い地域は、パプア州(388人)、ジャカルタ特別州(347人)、東ジャワ州(同213人)、バリ州(同76人)、リアウ州(73人)である。 2.日本政府がPKBIに対して支援するプロジェクトの具体的な内容は以下のとおり。 (1)「若者に対する性感染症予防プログラム支援計画」 (2)「パレンバンにおける性感染症総合対策プログラム支援計画」 |