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在インドネシア日本国大使館
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2004年9月29日

草の根・人間の安全保障無償によるアチェ州における巡回医療支援について

1.ムハマディア青年部アチェ支部人道援助委員会に対して、日本政府は、アチェ州7県における村落部の医療サービスの向上に資することを目的として、総額325,249米ドルの草の根・人間の安全保障無償を供与し、9月29日、バンダ・アチェにおいて、橋広治在メダン総領事出席の下、同州での巡回医療のために必要となる救急車、医薬品等の引き渡し式が行われた。


2.アチェ州においては、設備が整った病院は県都にしか存在せず、軽症を除き、住民は県都の病院で診察を受ける必要があるが、同州における紛争のため、村落部の住民が県都に赴くことが困難になっており、村落部の医療サービスの低下が問題となっている。こうした状況の下、ムハマディア青年部アチェ支部人道援助委員会は、アチェ州における人道支援計画を推進し、アチェ州の7県(アチェ・ジャヤ県、西アチェ県、ナガン・ラヤ県、南西アチェ県、南アチェ県、アチェ・シンキル県、シムル県)における巡回医療に必要な救急車及び6ヶ月間に亘る村落部の巡回医療に必要となる医薬品等の供与を要請してきたものである。


3.日本政府は、アチェ問題について、これまでインドネシア政府の和平努力を側面的に支援するとともに、紛争が終結した際には、復興に関して、できるだけ支援を行う用意があることを表明してきている。なお、今回の支援は、現在、アチェ州は本格的な復興支援を行う段階にないものの、紛争等による最も大きな影響を受けている住民の医療環境の向上を目的として、人道的な観点から実施されるものである。

(了)