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2009年2月17日
草の根・人間の安全保障無償資金協力を通じたアチェ州における平和構築支援
1. | 我が国は、津波および和平合意後のアチェ州における社会開発を支援するため、アチェ州を拠点に活動する6つの団体の事業に対し、草の根・人間の安全保障無償資金協力を通じて総額432,390米ドル(約37億6千万ルピア)を供与することを決定しました。2月17日、バンダ・アチェ市のアチェ州知事庁舎において、日本側からは塩尻大使、インドネシア側からは各団体代表、イルワンディアチェ州知事立ち会いの下、本件資金供与に関する契約署名式が行なわれました。 |
2. | 今回の無償資金協力は、教育、保健、農業の3つの分野に対する支援を通じて、元紛争地域における社会福祉及び経済の向上を目的として実施されるものです。6つの団体が実施する事業の概要は以下のとおりです。
教育分野 |
(1) | アチェ州アチェ・ブサール県におけるアル・マナール・イスラム寄宿塾女子寮建設計画
被供与団体 :ブンゴン・ジュンパ財団
支援額 : 86,206米ドル
概 要 : アチェ・ブサール県において紛争・津波孤児や貧困家庭の児童・生徒を受け入れているイスラム寄宿塾に対して、教育機会の提供を目的とした女子寮の建設を行ないます。 |
(2) | アチェ州における紛争後の平和構築のための民主化教育支援計画
被供与団体 : アチェ・カタハティ財団
支援額 : 85,568米ドル
概要 : アチェ州における平和構築を目的として、2009年の総選挙を見据えつつ、若手・中堅ジャーナリスト、若手研究者及びNGO関係者に対し、ライティング能力の向上を目指し、ジャーナリズムに関するトレーニングを実施します。 |
保健分野 |
(3) | アチェ州アチェ・ブサール県ジャント市における簡易保健集会所再建計画
被供与団体 : メダン児童保護・調査センター
支援額 : 44,146米ドル
概要 :アチェ・ブサール県ジャント市内13箇所の紛争によって疲弊した簡易保健所の立て直しを図り、保健ボランティアを中心とした地域住民が主体となった医療サービス拠点の形成を目的とした事業を行ないます。 |
(4) | アチェ州ピディ県における保健大学に対する助産及び看護実習施設建設を通じた学生の能力向上計画
被供与団体:ミフタフル・ジャンナ財団
支援額 : 44,222米ドル
概要 : ピディ県において被供与団体が運営するメディカル・ヌルル・イスラム保健大学に対して助産及び看護実習施設の建設を行ない、学生らの能力向上を図ることで、地域医療を担う質の高い人材が確保されることを目的とします。 |
農業分野 |
(5) | アチェ州ピディ県タンセ郡プナロンI村及びプナロンII村灌漑施設建設計画
被供与団体 : エンブン・パギ財団
支援額 : 86,171米ドル
概要 : ピディ県タンセ郡タンセ郡における灌漑施設建設を通じて、農業従事者に対する農業生産性の向上に寄与することを目的とします。 |
(6) | アチェ州ピディ県ティティウエ郡ムスジッド・トン・ペウデン村灌漑施設建設計画
被供与団体 : ぺラック財団
支援額 : 86,077米ドル
概要 : ピディ県タンセ郡ティティウエ郡における灌漑施設建設を通じて、農業従事者に対する農業生産性の向上に寄与することを目的とします。 |
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3. | 我が国は、2004年以降、草の根・人間の安全保障無償資金協力を通じて、アチェ州における津波復興支援および平和構築を目的とした18事業に対して総額約190万米ドルを供与しています。 |
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