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2009年5月2日
ハサヌディン大学工学部整備事業の起工式について
1.式典概要 |
5月2日、南スラウェシ州のハサヌディン大学工学部新キャンパスにおいて、日本国政府がインドネシア共和国政府に対し円借款を供与した「ハサヌディン大学工学部整備事業」の起工式が行われた。日本側からは在インドネシア日本国大使館谷参事官、インドネシア側からはユスフ・カッラ副大統領、シャフルル・ヤシン・リンポ南スラウェシ州知事、イドルス・パトゥルシ・ハサヌディン大学学長他が出席した。
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2.ハサヌディン大学工学部について |
ハサヌディン大学工学部は1960年に設立され6学科、学生数約4千人を有している。学生の多くは南スラウェシ州をはじめとする東部インドネシア地域からの出身であり、また、卒業生の多くは地方政府機関や産業界で主要な地位を占めており、同大学工学部は東部を中心としたインドネシアにおける工学系人材育成の拠点となる高等教育機関である。 |
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3.案件の目的 |
現在、ハサヌディン大学工学部は、教育研究のためのスペースの不足や機材の陳腐化・不足などから、増大する人材育成・研究能力向上への要請に十分に応えられない状況にある。同大学に対し日本政府が円借款を供与することによって、工学部を新キャンパスに移転し、校舎建設、教育研究活動用機材の導入及び教官の留学等を行うことにより、工学系の高等教育の拡充及び研究活動の強化を図り、工学系人材育成の強化と研究能力向上を期待している。さらに、工学センター(Center of Technology)を整備し、工学部と産業界・他大学・地方政府等との連携を促進させることで、東部を中心としたインドネシアの産業振興に繋がることを期待している。また、教育研究体制の基盤の強化を目的とした「技術協力プロジェクト」を円借款事業と合わせて一体的に実施し、最大限の事業効果発現を狙っている。
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4.案件の内容 |
(1) 円借款事業 |
ハサヌディン大学工学部の校舎等施設建設、機材供与及び教官の留学等を行う。2013年に事業完了予定。 |
L/A締結日 |
:2007年3月29日(2006年度) |
総事業費 |
:11,491百万円(内、円借款対象額7,801百万円) |
事業実施機関 |
:国家教育省高等教育総局 |
(2) 技術協力プロジェクト |
ハサヌディン大学工学部への専門家の派遣、研究用図書供与、日本への研修員受け入れ、日本の大学との共同研究等を行う。 |
協力期間 |
:2009年2月〜2012年1月 |
協力額 |
:約3億円 |
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5.主な施設建設内容(2012年に施設完成予定) |
(1) 教育研修施設 |
:52,590?u |
(2) 共用施設 |
:11,440?u |
工学センター、図書館、コンピューターセンター、基礎実験棟、ワークショップ棟、セミナー会議棟等。 |
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(注)この他に講堂等の共用施設(約13,000?u)が地方政府資金により建設される予定 |
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