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2009年9月17日
日本NGO連携無償資金協力によるインドネシアへの支援
1. 我が国は、インドネシアの国民福祉向上に貢献するため、以下の日本NGOに対し、資金協力を行うことを決定した。 |
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2. 案件の概要は以下のとおり。 |
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案件名 |
: インドネシアにおけるナンヨウアブラギリの複合的利用による環境保全型地域開発(第2期) |
被供与団体名 |
: 特定非営利活動法人 APEX |
支援額 |
: 485,436米ドル |
【概要】 : |
インドネシア東部に位置する東ヌサ・トゥンガラ州は、零細農業に従事する貧困層が多い地域である。本件は東ヌサ・トゥンガラ州シッカ県において、貧困住民の生活改善を目的として、特定非営利活動法人APEXが、地域で住民の身近に存在するナンヨウアブラギリを荒地に植栽し、その種子から油をとってバイオ燃料を生産し、また、その過程で生じる残渣を活用したバイオマス・ガス化発電と発電熱を活用した海水の淡水化を行うものである。
事業1年目の昨年は、約20万本のナンヨウアブラギリの苗木生産を行い、住民の主体的な参加のもと約80Haの荒地に植栽した。苗木は概ね成長し、この雨季には最初の収穫が予定されている。また、搾油機材の製作、プラント施設の基礎整備を行った。
今回支援を決めた2年目の事業はナンヨウアブラギリの植栽地を拡大することで荒地の緑化をさらに進めるとともに、バイオ燃料の生産を本格化させ、残渣を利用したバイオマス・ガス化発電をパイロット的に実施する予定となっている。
これにより、この地域における約1,200人(300世帯)の生活改善及び、電力の供給、水不足の緩和が期待される。 |
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