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2011年11月2日
インドネシア共和国に対する無償資金協力「貧困農民支援」(2KR)に係る
見返り資金を活用した事業の承認について
1. |
11月2日(水)、日本政府はインドネシア政府から要請のあった、2012年における無償資金協力「貧困農民支援」(2KR)に係る見返り資金を活用した事業(総額100億ルピア)を承認しました。 |
2. |
インドネシア政府は食料安全保障の強化を目指して、国民へのコメの安定供給に一貫して取り組んできており、無償資金協力「貧困農民支援」(2KR)は、インドネシアのコメの増産と貧困農民の支援を行うため、国内で生産できず入手が難しいカリウム肥料をインドネシア政府が海外から調達し、これを、貧困農民を対象に廉価に販売するための資金を我が国が無償資金協力により提供するものです。また、この肥料の売り上げは、インドネシア政府によって積み立てられ、貧困農民の所得向上のための自助努力に対する支援に充てられることとなっています。 |
3. |
今回承認されたのは、貧困農民が取り組む以下の事業に必要な経費となっています。こうした取り組みを支援することにより、インドネシアの貧困削減に大きく貢献することが期待されます。 |
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(1) |
メラピ山噴火後の農業セクター復興支援プログラム
コメ生産のための灌漑設備の改修、果物や野菜等の生産体制の再構築等に取り組む地域の農家グループの取組を支援します。 |
(2) |
アチェ州ピディ・ジャヤ県におけるコメ種子生産者の能力強化
紛争で破壊されて以降、地域で初めてとなる種籾処理施設を整備し、アチェ州の1割に当たる水田に良質な種を供給する事業を支援します。 |
(3) |
コーヒー農園における保全農法、間作及び畜産統合の導入を通じた農家生活の向上コーヒー豆加工機の導入による加工販売やコーヒーとコショウの間作やヤギの畜産との複合経営の導入による所得向上に向けた農家グループの取組を支援します。 |
(4) |
東ジャワ州ルマジャン県における乳用としての在来乳用ヤギの開発ヤギの導入や飼育・繁殖技術の改善により、需要が高まっている生乳の生産・販売を通じた所得向上を目指す農家グループの取組を支援します。 |
| 4. |
日本国政府は、今後とも食料の安定供給と貧困削減に取り組むインドネシア政府の努力を引き続き支援してまいります。
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