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在インドネシア日本国大使館
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2015年 2月27日

インドネシア共和国に対する有償資金協力「ハサヌディン大学工学部整備事業」
新キャンパス・ソフト・オープニング式典への出席



1.

2月27日(金)、南スラウェシ州ゴア県において、我が国の有償資金協力(円借款)「ハサヌディン大学工学部整備事業」(貸付限度額78億100万円)による工学部新キャンパスのソフト・オープニング式典が行われました。日本政府を代表して、谷昌紀在マカッサル領事事務所長が出席しました。式典には、ユスフ・カッラ副大統領、シャフルル・ヤシン・リンポ南スラウェシ州政府知事他が参列しました。

2.

本事業は、同大学工学部の整備・拡張を行うことにより、工学系の高等教育の拡充及び研究活動の強化を図り、工学系人材育成の強化と研究能力向上を通じて、南スラウェシ州を含む、東部インドネシア地域の産業振興に資することを目的としています。特に、本事業で整備されたCOT(Center of Technology)は、産学連携技術センターとして、産業界・他大学・地方政府(州政府等)との連携を促進し、産業界との技術開発、共同研究、受託研究、起業家支援等を展開する予定です。また、本円借款事業と連携し、「技術協力プロジェクト」により、大学の運営管理、COTによる研究・産学連携活動の強化を主な内容とした事業を今後実施する予定です。

3.

漁業、海洋資源に恵まれた地域である東部インドネシアにおいて行われる本事業は、ジョコ・ウィドド大統領が掲げる「海洋国家構想」の実現に向けても、貢献することが期待されます。ハサヌディン大学は、海洋関連の学部、学科を有しており、海洋関連の教育、研究に加え、COTを活用した産官学連携による水産加工の産業化等、本地域の水産業振興に向け、さまざまな可能性が考えられます。

4.

本事業を通じて、ハサヌディン大学が、東部インドネシア地域における人材育成の中核機関、産学連携による産業振興の拠点として、地域の発展、地域格差の是正に貢献することが期待されます。


(参考)

1.

事業概要

(1)   円借款事業
ハサヌディン大学工学部の校舎等施設建設、機材供与及び教員の留学等を実施。
L/A締結日:2007年3月29日(2006年度)
総事業費:11,491百万円(内、円借款対象額7,801百万円
事業実施機関:研究・技術・高等教育省
(2)   技術協力プロジェクト(円借款付帯プロジェクト)

    ?@  ハサヌディン大学工学部強化計画プロジェクト(2009年〜2012年)
ハサヌディン大学工学部への専門家の派遣、研究中心教育の導入、研究用図書供与、日本の大学との共同研究実施、ワークショップ・セミナー開催等
協力期間:2009年2月〜2012年1月
協力額:約1.5億円
    ?A  ハサヌディン大学工学部研究・連携基盤強化プロジェクト(2015年〜2020年)
ハサヌディン大学工学部への専門家の派遣、研修員受入、共同研究実施、ワークショップ・セミナー開催等
協力期間:2015年1月〜2020年1月
協力額:約3.2億円

2.

主な施設建設内容

(1)   教育研修施設:58,229?u
(2)   共用施設:12,554?u
産学連携技術センター(COT)、図書館、コンピューターセンター、ワークショップ棟、セミナー会議室棟


※

ハサヌディン大学工学部整備事業の詳細については、JICAジャカルタ事務所(TEL:021−5795−2112)千住職員(内線:603)又は中村職員(内線:429)までお問い合わせください。