在インドネシア日本国大使館
Embassy of Japan in Indonesia

１．わが国政府は、２９日（水）、今回のスマトラ沖大地震およびインド洋津波被害に際し、インドネシア政府に対し、２２名からなる国際緊急援助隊・医療チーム（外務省員１名、医師３名、看護師７名他）を１２月３０日から２週間派遣することを決定した。

２．インドネシア政府の発表（２９日０９時現在）によれば、今回の地震・津波によって、２７，０００人以上が死亡したとされているほか、負傷者及び避難民も多数発生しており、避難民は劣悪な衛生状況におかれている。

３．インドネシア政府は、ユスフ・カッラ副大統領を災害対策本部長に指名し、被災者の救援に全力をあげる一方、被害の甚大さに鑑み国際社会からの支援を呼びかけているが、そうした中、インドネシア政府よりわが国に対し医療支援チームの派遣要請があった。

４．わが国政府は、今次災害においてインドネシア政府に対し、１２月２７日に緊急援助物資の供与（総額約２，６００万円相当、テント、毛布、発電機等）、同２８日に緊急無償資金（１５０万ドル：緊急用食糧・医療関係機材）の供与を決定しているが、今次災害の深刻さを踏まえ、人道上の観点及び日・インドネシア両国の友好関係に鑑み、国際緊急援助隊・医療チーム派遣の追加支援を決定したものである。

５．国際緊急援助隊・医療チームの出発日程は以下のとおりである。
   12月30日17時05分    医療チーム先遣隊（6名）ジャカルタ着（JL725）
    1月 1日                   医療チーム本体（16名）ジャカルタ着（予定）