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在インドネシア日本国大使館
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平成17年1月23日

これまでの国際緊急援助隊医療チームの活動及び今後の復興支援


1. 国際緊急援助隊医療チームの活動

(1) 日本政府及びJICA(独立行政法人国際協力機構)は、スマトラ沖大地震及びインド洋津波により被災したアチェに対し、国際緊急援助隊医療チームを派遣し、バンダアチェ市内Lam Araの診療所において、第一次隊(1月2日から)、第二次隊(1月9日から)、第三次隊(1月19日から)と、約3,700名(再診を含む)の患者の診療活動を行ってきた。

(2) 同診療所での医療活動は、23日陸上自衛隊の応急医療チームへと引き継がれたが、国際緊急援助隊医療チームは、第三次隊の第二陣となる「感染症対策」の専門家ら6名を1月24日から29日までの予定で、また第三陣として「心のケア」に携わる精神科医ら4名を1月25日から29日までの予定でバンダアチェに派遣している。

(3) 被災地バンダアチェでは、衛生環境の悪化などから感染症の流行が懸念されたことから、第二陣「感染症対策」専門家は、現地避難所等での情報収集にあたり、インドネシア保健省、WHO(世界保健機構)などに感染症対策に関する提言を行う。

(4) 第三陣「心のケア」チームは、阪神淡路大震災をきっかけに兵庫県に設立された「兵庫県こころのケアセンター」の精神科医から構成され、被災者のPTSD(心的外傷後ストレス症候群)など、災害に起因する心の傷への取り組みについて、避難所視察や現地専門家との意見交換を通じ、インドネシア側にアドバイスする予定である。


2.今後の復興支援

(1) また、1月25日から1月31日までの予定で、被災地域での緊急復旧・復興支援の方向性を探るため、8名の調査団(大使館館員及びJICA事務所員同行)がバンダアチェにおいて調査を行う。

(2) この調査団は、バンダアチェ市において地震や津波による被害状況について現地調査を行い、今後の復旧・復興計画の策定や具体的な事業の必要性などを確認する。今後、現地では、災害後の緊急支援・救急活動段階から、復旧・復興支援段階へと徐々に推移していくことが考えられることから、この調査団の派遣により、現地調査を通じて被災地でのニーズを把握し、今後の復旧・復興支援の具体的な計画づくりに寄与することが期待されている。