広報文化広報文化センタープレス・リリース![]()      2015年      2014年      2013年      2012年      2011年      2010年      2009年      2008年      2007年      2006年      2005年      2004年      2003年 |
平成18年2月27日 1. 日本政府は、食糧増産と農業分野の貧困削減に努力しているインドネシア共和国を支援するために、同政府に対し、3.80億円(約355万米ドル/約283億ルピア)を限度とする額の無償資金を供与することとし、そのための書簡の交換が、2月27日(月)、ジャカルタにおいて飯村豊在インドネシア大使とイムロン・コタン外務省次官との間で行われた。 2. インドネシアの主食たるコメの生産については、生産性向上が求められており、現在、インドネシア政府はバランスの取れた施肥の普及に努めているところである。本案件においては、貧困地域を中心とする稲作農家に良質で比較的安価な肥料を供給し、モデル的な施肥体系を導入することでコメの生産性の向上を通じた農民の所得向上を図るため、インドネシア国内で確保できないカリ肥料の購入を支援する。また、同カリ肥料をインドネシア国内で売却することにより積み上がる見返り資金は、主に小農支援、貧困対策に活用される。 3. 貧困削減は、日本の対インドネシア援助戦略における重点項目の一つであり、日本政府は、長年にわたり、インドネシア政府により貧困削減の取り組みを、主として無償資金協力を中心としたODAスキームを通じ、支援してきた。インドネシアへの開発協力における最大のパートナーの一つとして、日本政府は、インドネシア政府と協調し、貧困削減の実現を図っていく考えである。 (了) |