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在インドネシア日本国大使館
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2006年10月20日

草の根・人間の安全保障無償資金協力を通じたジャワ島中部地震被害に対する支援
(バントゥル県モハマディア病院への救急車供与及びクラテン県「斜めろくろ」振興センター修復)



1. 我が国は、5月27日に発生したジャワ島中部地震復旧支援のため、草の根・人間の安全保障無償資金協力を通じ、ジョグジャカルタ特別州バントゥル県モハマディア病院及びクラテン県地方開発計画局に対し、総額83,553米ドル(約6億9300万ルピア)の資金協力を行うことを決定した。


2. 2件の協力の概要は以下の通り。

(1)  「ジョグジャカルタ特別州バントゥル県モハマディア病院救急車整備計画」(モバントゥル県モハマディア病院)
支援額:74,866米ドル
ジャワ島中部地震被災地のバントゥル県にあるモハマディア病院に対して、地震で破損した救急車に代わる緊急対応可能な救急車を1台及び関連機材を供与し、同病院の迅速な救命活動を支援する。
(2) 「『斜めろくろ』産業振興センター修復計画」(中部ジャワ州クラテン県地方開発計画局 (BAPEDA Klaten))
支援額:8,667米ドル
平成16年度『「斜めろくろ」産業振興センター建設計画』を通じて建設された「斜めろくろ」の製作所及び展示場が、ジャワ島中部地震により一部破損したため、右建造物の修復を行うもの。「斜めろくろ」技法を利用した陶芸を中心に、中部ジャワ州クラテン県の地方経済振興及び伝統工芸文化継承を、引き続き支援する。

3. 今回の協力により、以下のことが期待される。

(1) バントゥル県モハマディア病院への救急車整備により、ジャワ島中部地震の被災地、特にジョグジャカルタ特別州バントゥル県周辺における人命救助活動が促進され、災害発生時の即時対応が強化される。
(2) 「斜めろくろ」産業振興センターを中心とした地方振興を支援することにより、中長期的な被災地の復興につながる。

4. 日本政府は、ジャワ島中部地震災害への救援・復興のため、すでに以下の支援を実施した。

(1)緊急援助物資として、テントや浄水器など、総額18万米ドル相当を供与(5月31日引き渡し)

(2)国際緊急援助隊医療チーム(JICA及び自衛隊)の派遣(約4000人の患者を診療)

(3)無償資金協力の実施
  •   国際赤十字、赤新月社連盟(IFRC)に100万米ドルを供与
  •   インドネシア政府に緊急物資調達のため400万米ドルを供与
  •   インドネシア政府にジャワ島中部地震災害復興支援計画として限度額8億9,000万円の無償資金協力を実施(バントゥル県小中学校、保健所の再建)
(4) 耐震家屋建設支援等
  •   草の根・人間の安全保障無償資金協力を通じ、国立イスラム大学(ジョグジャカルタ)による地元大工向けの耐震家屋建設のためのセミナー開催を支援(9〜10月実施終了)。
  •   JICAは耐震家屋普及、地場中小企業復興等のコミュニティー再建事業を実施中。


(了)