2007年2月26日
日本の地上デジタル放送方式に関するデモンストレーション
及びセミナーをインドネシアにおいて実施
1 目的
菅総務大臣がソフィヤン通信情報大臣と1月10日に会談し、我が国が開発したデジタル放送方式(ISDB-T)について、携帯電話によるデジタルTV受信も含めたデモンストレーション及びセミナーを開催することを合意した。それを受け、将来のインドネシアのデジタル放送の実用化に貢献するため、日本から専門家と機材を派遣してデモンストレーション及びセミナーを開催する。
2 他の方式にはない ISDB-T (日本方式)の特徴
-  経済性
携帯電話向けのデジタルTV放送と各家庭への高精細映像(HDTV)放送を一つの送信機、一つの周波数で実現できるため、放送事業者にとって携帯電話へのTV放送のための追加投資は不要。
-  移動性
ISDB-Tは、他の方式にない新技術を採用することで、車やバスで移動しながらでもクリアにHDTV受信することができる。
-  緊急性
屋外で活動している人々も携帯電話などでTV受信できるため、緊急時の重要なメッセージを全ての国民に瞬時に映像による情報提供ができる。特に、地震や津波などの自然災害時には、携帯電話や各家庭の受信機が自動的に起動して緊急メッセージを伝えることができる。
3 実施日・会場
    実施日: 2007年2月28日(水)、3月1日(木)
    会場 : Hotel Sari Pan Pacific、ジャカルタ
4 主催
    総務省、インドネシア通信情報省、電波産業会(ARIB)、JICA
5 デモンストレーション及びセミナーの概要
(1) デモンストレーション概要
実際に電波を発射して、多様な受信機による室内デモンストレーションを行う。
・ 大画面によるHDTV固定受信
・ 現地のアナログ受信機による、STBを使ったデジタル放送受信
・ 携帯電話による、携帯デジタル放送受信
・ 電子辞書やパーソナルコンピューターによる、デジタル放送受信
・ 緊急警報放送(EWS)、携帯電話による緊急警報テレビ放送の自動受信
(2) セミナー概要
総務省、ARIB、NHK、民間放送局、メーカーより、それぞれ30分程度、ISDB-Tに関するプレゼンテーションを行う予定。
5 日本側参加者
総務省、電波産業会(ARIB)、放送事業者(NHK、Fuji TV、TV asahi )メーカー(Panasonic, Toshiba, Sharp, Sanyo, Sony)等
6 インドネシア側参加者
通信情報省、デジタル放送移行検討チーム、放送事業者、放送関係団体、電気通信事業者、メーカー等
7 デモンストレーション及びセミナーのスケジュール
(1)  第1日目
09:00   | 開会式
ソフィヤン通信情報大臣 挨拶
海老原駐インドネシア大使 挨拶
中田総務省情報通信政策局審議官 挨拶 |
09:30-10:15
  | 開会式参加者向けデモンストレーション | 10:15-10:45
| プレスコンファレンス | 11:00-13:30
| セミナー |
14:00-17:00 |
セミナー参加者及び一般向けデモンストレーション |
(2)  第2日目
09:30-12:00
  | セミナー |
14:00-17:00
| セミナー参加者及び一般向けデモンストレーション |
(了)
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