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在インドネシア日本国大使館
Embassy of Japan in Indonesia



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2013年4月30日

平成25年春の叙勲



    平成25年4月29日、日本政府は、平成25年春の叙勲に際し、日本・インドネシア関係の増進に寄与した功績を称え、以下のインドネシア人2名に対して、勲章を授与することを発表しました。


1.リス・ウィダヤティ(瑞宝双光章)
(生年月日)昭和27年7月28日
(主要経歴)在インドネシア日本国大使館職員
(功労概要)日本国在外公館活動に寄与
(対日功績)別添のとおり


2.レスリー・ノフィア・シラ・ウッシリー(瑞宝双光章)
(生年月日)昭和27年11月15日
(主要経歴)在スラバヤ日本国総領事館職員
(功労概要)日本国在外公館活動に寄与
(対日功績)別添のとおり



功績概要

リス・ウィダヤティ(60歳、インドネシア人、女性)


1.主要経歴

    同人は、昭和53年に在インドネシア日本国大使館に現地職員として採用され、34年にわたり、在インドネシア日本国大使館広報文化班において教育担当のスタッフとして勤務した。


2.対日功績
(1)日インドネシア教育交流促進に対する功績

    日本政府は、1966年から文部省奨学金によるインドネシア人留学生(国費留学生)の受け入れを開始し、2012年までに4482人の留学生を受け入れてきた。同人はこれらの学生のうちの大半(4241人)の者の募集・選考・派遣に関わってきた。同人は大変面倒見が良く、これら学生の各種留学生プログラムへの申請・受験時から合格後の渡日準備に至るまで、親身になって相談に乗るなど、まさに「インドネシア人日本留学生の母親」的な存在であった。多くのインドネシア人留学生が帰国後、当国の大学等で教員になり、日本の大学との交流を積極的に推進するなど、同人の長年にわたる貢献が、現在の活発な日インドネシアの教育交流の礎になった。


(2)インドネシア人元日本留学生とのネットワーク構築に対する功績

    同人は、その国費留学生の募集・選考・派遣に係る業務への献身的な取り組みにより、元日本留学生達から慕われており、帰国後も在インドネシア日本国大使館に御礼や報告に来る留学生も多くいた。また、文部科学省奨学金の面接試験や各種留学フェア等、同人からの依頼に基づき、多くの元日本留学生がボランティアベースで協力してくれるのも、同人の人柄の賜であった。さらに、同人は当地における元日本留学生協会(プルサダ)各支部(会員約2350名、全国18支部)の幹部との緊密な関係を有しており、各支部との連絡調整や大使館とプルサダ支部幹部とのネットワーク構築に貢献した。


(3)大使館の業務円滑化に対する功績

    同人は、他の大使館現地職員からも厚い信頼を得ていた。ベテラン職員として後進に的確なアドバイスを行い、業務が多岐にわたる広報文化班の現地職員の中で中心となって働き、大使館業務の円滑化に貢献した。

            

レスリー・ノフィア・シラ・ウッシリー(60歳、インドネシア人、女性)


1.主要経歴

    同人は、1977年2月に在スラバヤ日本国総領事館に現地職員として採用され、35年以上にわたり総領事館において、末期には筆頭格の現地職員として、総領事・館員を補佐し、円滑な総領事館業務の遂行を支援してきた。


2.対日功績
(1)日インドネシア二国間関係・管轄地域との関係強化にかかる功績

    同人は総領事や幹部館員の秘書を長く務め、管轄地域における政治、経済等各種情報収集・取り纏めや、各界の人脈の維持・拡大、連絡ルートの確保に努めてきた。総領事館所在の東ジャワ州政府、スラバヤ政府との関係は勿論、管轄地域内の他の県との良好な関係を継続するための適切な仲介役を果たした。


(2)邦人保護にかかる功績

    1998年スハルト政権崩壊時に暴動が発生し多数の在留邦人が国外に待避する事態となり、スラバヤでも約500名の在留邦人がバスでスラバヤからバリ島、そして一部は海外へと脱出するオペレーションを行った際、同人は各機関との連絡業務に従事、これら邦人の安全な退避を担保した。また、2002年にバリ島で爆弾テロ事件が発生した際、スラバヤ総領事館の管轄下のデンパサール出張駐在官事務所を支援すべく、同人は関連機関との連絡・調整体制の構築等本事件への我が方在外公館の初動を支える役割を担った。


(3)総領事館の業務円滑化にかかる功績

    同人は、長年にわたる経験及び知見を生かし、他の館員・職員から大きな信頼を得ており、他の職員に対する適切なアドバイスを行う等、館業務の円滑化に大いに寄与した