1.9日、パプア州ビアク・ヌンフォル県において、我が国の草の根・人間の安全保障無償資金協力によって手洗い・トイレ設備の新設または改修工事を実施した以下の9つの小学校の引渡し式が同県教育局で行われました。この引渡し式には、日本側から高田真里在インドネシア日本国大使館公使、インドネシア側からマハスヌ・ビアク・ヌンフォル県官房第二補佐(Bapak Mahasunu Asisten 2 Sekretaris Daerah, Kabupaten Biak Numfor)、ピエト・ハフルブン・ビアク・ヌンフォル県教育局次長(Bapak Piet Havurubun, Sekretaris Dinas Pendidikan)及びイスハック・マタリヒ・ルムスラム財団代表(Bapak Ishak Matarihi, Direktur Yayasan Rumsram)等が出席しました。
※9小学校
コレム小学校、ワルサ小学校、カルニンディ小学校、ボスナブライディ小学校、ソル小学校、
ドワル小学校、ワナブライディ小学校、ソン小学校、アンブロベン小学校
2.今般の9小学校公衆衛生整備計画は昨年3月に日本国政府とルムスラム財団との間で署名され、日本国政府から当該団体に94,832米ドルが供与された草の根・人間の安全保障無償資金協力「パプア州ビアク島における9小学校公衆衛生整備計画」により行われたものです。本計画の対象となった9つの小学校では、トイレが破損や設計上の問題から水が流れない等の理由で使用できない状態であったところ、学校全体の衛生状況を改善し、生徒がより良い教育環境で学習できるようにするため、本計画では、導水管、タンクやポンプを設置することでトイレを整備し、さらに9つの各小学校に手洗い場を設置し、公衆衛生に関する教育・指導を行いました。
3.この協力によって、9小学校の生徒計1,275人の衛生・教育環境が改善され、地域にも広く裨益することが期待されます。