在インドネシア日本国大使館
Embassy of Japan in Indonesia

日本国政府は、インドネシア共和国政府に対し、インドネシアの気候変動対策に係る政策を支援するため、総額２７１億９，５００万円を限度とする円借款「第三次気候変動対策プログラム・ローン」を供与することとし、このための交換公文の署名が、本日（６月２３日）、ジャカルタにおいて、塩尻孝二郎駐インドネシア大使とハムザ・タイブ外務省アジア・太平洋・アフリカ総局長との間で行われました。

案件の概要
本案件は、インドネシアの気候変動対策に係る政策（気候変動対策に係る主要課題への対応、温室効果ガスの吸収・排出削減による温暖化緩和、気候変動の悪影響に対する適応能力強化）の形成及び実施を政策対話等を通じて支援するものです。

供与条件
（１） 金　　利：年0.15%
（２） 償還期間：15年（5年の据置期間を含む。）
（３） 調達条件：一般アンタイド

なお、日本国政府は、本案件以外に、気候変動対策プログラム・ローンにおける政策対話を通じ、２０億円の気候変動緊急支援の無償資金協力（森林保全計画，気候変動による自然災害対処能力向上計画）の供与を今年３月に決定するとともに、約１０億円規模の気候変動対策能力強化技術協力プロジェクト（国家緩和行動計画及び国家適応行動計画の策定支援，気候変動脆弱性マップの作成支援，国家GHGインベントリー策定能力強化支援を含む）を今年７月から開始する予定です。

（参考１）	第一次気候変動対策プログラム・ローン（2008年8月28日E/N署名） http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/h20/8/1182860_914.html 第二次気候変動対策プログラム・ローン（2009年12月10日E/N署名） http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/21/12/1210_02.html
（参考２）	気候変動緊急支援の無償資金協力 http://www.id.emb-japan.go.jp/news10_06j.html